遊び人の回想録 その7 個性

森の黒熊亭の酒場に出入りするようになって約1ヵ月が経とうとしている。

Yewの森にある酒場で大体22時半ぐらいには人がいることが多いみたいだ。

「みたいだ」というのは俺っちは夜の街に繰り出している事が多いから
たまに黒熊亭に寄る感じだ。

店主のグレンは…というほど俺っちは、まだあまり知らない。
2~3回しか会ったことはないが彼の酒場の備品の机や椅子は彼の自信作である。
家を建てた時に備品の作成を依頼したことがあるから、それは知っている。

あとは酒場を出入りしている常連たちだが…
正直言って俺はまだあまり全員を良く知らない。

知ってるのは、チキ、雪猫の姐さん、ミント、フレイ、グレン、
キャプテン ジョーダン、つむぎ、オーリン、ルクレチアだっけか。
まだまだいるみたいだが俺が面識があるのはこのくらいだ。

雪猫の姐さんは俺っちと歳が近いから姐さんってだけだが他の女性陣は
年下の若い子ばかりなんだが、パトロンの件や姉妹の件で若い子達には
刺激が強すぎたか

俺っちはあまり良い印象は持たれていない。


森の黒熊亭

騎士や侍なんかもいるみたいだが、俺っちはまだ会ったことはない。
俺が出入りするようになってから、グレンはこんなことを言っていた。

「最近、酒場を出入りしてるのは遊び人や駆け出し忍者、見習い魔術師や羊飼いとか
頼りない連中ばかりが増えているな」

っと言われた事が記憶に残っている。

そういえば、ルナで二コルにスキル構成は?と聞かれたことがある。

スキル構成?まあ、「要はお前さん何が出来るんだい?」ってことを
聞かれているってことだろ。

一緒に話をしていた連中は、私は槍が使えます
神秘魔法が使えます、魔法が使えますっという話をしていた。


それでシティボーイは何が出来るんだい?遊び人なら踊りか?と聞かれたから
俺っちは自信満々に答えてやったよ。

俺っちの特技は、火遊び、夜遊び、女遊びさ!


それを聞いたニコルは、悔しそうな表情をして
「上手く言いがって!このシティボーイめ!」

と吐き捨てるように言っていた。








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遊び人の回想録 その6 田舎暮らし


俺っちはシティボーイだけど…っとその前に
シティボーイも最初から自分で名乗っていた訳じゃない。

行商人二コルと初めて会った時に会話の中で
「このシティボーイめ!」っと言われたのがそもそもの始まりだった。

まあ確かにYewの田舎町には滅多に行くことも無いし
いつもはブリテイン辺りにいることが多い。
それに俺っちの事を話す時もシティボーイで一括りにすると
相手が色々と察してくれるので便利だと感じたから
そう名乗るようになった。

ま、あながち間違いでもないのだ。

ただ、たまには人々の行き交う喧噪から離れたいときもある。
それにたまには一人で晩酌したいこともあるじゃん。

戦場に赴くことが増えたからそろそろ家でも
探そうかと思ってたわけよ。

戦利品が気が付けば増えていくからどうにかしないと銀行はパンクしてしまう。

個人的には、
出来れば森の黒熊亭に近く、ゲートに近かったらサイコーと思っていたら
案の定、ちょうど売りに出てた物件を見つけた。

森の黒熊亭まで徒歩30秒、ムーンゲートまで徒歩10秒
この立地で土台だけで800万GPはお得でしょ。
即購入を決めて掲示板に書き込みをした。

家

そして土台を購入し、さっさと建築を開始。
内装は、女性を招いてもイヤらしくない程度に行った。ただ生活感は漂わせない感じだな。

あとは、手に入れた戦利品を売りさばかないと俺っちが持っていても
特に必要のない物ばかりだし荷物ばかりが増えていく。

そこでメイドを雇った。家にはあまり帰らないが戦利品は売りさばいて欲しかったからな。
左が新人メイドのユナ、右がメイド長のミサ。

ユナは新人ながら、2日で3,000万GP稼いだ期待の新人。
きっと今後も稼ぎ頭になってるれる事だろう。

遊び人の回想録 その5 姫探し

っとパトロンの話で大きく逸れてしまった。

俺っちも最近「討伐増援の呼びかけ」に行くようになった
その経緯について頭の中を整理しようと思う。

そう、この前の「姉妹の件」の前はダスタードとかデーモンテンプルとか
そんなおっかない場所に危険な場所にシティボーイが自ら行くなんて
ナイナイナイナイっと思っていたのは事実だ。

ブリテインやルナや酒場でお姉さんに話しかけている方が性に合ってる。
しかし飛鳥に来て街中で声を掛けてもスレているのかスルーされることが多い。

そんなことを続けているうちにひと月が経ったある日
俺っちは閃いた。

最近、「ドラゴンタートル討伐の増援」の呼びかけをよく耳にする。

戦場で力尽きたお姉さん達に、そっと手を差し伸べて
自慢の包帯テクニックで縛ってあげたらきっとそこから新たな出会いに
繋がるはず!

戦場に出会いを求めるのは間違っているだろうか…
いや、きっと他の野郎連中は財宝が目的に違いない
きっと俺っちみたいに出会いを求めているお姉さんもいるはず!

それから俺っちは、銀行に預けていた武器や防具を取り出して
「呼びかけ」が聞こえる度に戦地に赴くようになった。

最初は、紅白の布地を置いて野戦病院をしていた。
来た人を蘇生していた。
しかし、ドラゴンタートルの討伐ではあまり死傷者がいないので
これはすぐにやめることになった。

最近は戦地につくと、俺っちは
「美人なお姉さんが助けを呼んでいると聞きつけて駆けつけました!」
と叫び美人のお姉さん探しをしつつ魔物討伐をしている。

美人なお姉さん、綺麗なお姉さん、艶やかな淑女
なんと叫んだかはあまり覚えていない。

ただ手に入るのは、卵だったりレプリカだったり
あまり興味のないものばかり。
お金もほとんど拾わない。

少しずつ俺っちの評判を広めていき必ず姫と出会って魅せるさ!

っと討伐が終われば俺っちも街に戻る。
街に戻ったら必ず、武器を外し、鎧を脱ぎ、ズボンを履き替え
靴も履き替え、アンクのペンダントに着け直しベルトを締め
シティボーイに戻るのさ。

街中で鎧を着っぱなしで過ごす連中も目にするが俺っちには真似出来ない。
そんな一日中重たい鎧を着て生活なんて、鎧も蒸れて汗臭いし疲れるし
気抜いて酒も飲めやしない。

しかもそんな服装で武器持ってお姉さんに近寄ったら
お姉さんも身構えちまうだろ?
戦いと日常生活はキッチリ分けねえと疲れちまうよ。




遊び人の回想録 その4 行商人

目覚め

ふぁあ~あ~あぅ。あれ?ここは…えーっとどこだ?
…アンブラの…ムーンゲートってとこか。

確か昨日は、家から出ると家の近くに小さな家が建っていたから
久々に家の近辺を見て回ってると酒場黒熊亭の常連の人達が森にいて
話しかけるとその傍にまた別の新築が建っていたっけな。

また建築ラッシュが各地で始まっているのかね~。

それからニューヘイブンのテラス席で飲んでたんだが
ドラゴンタートル討伐の増援の呼びかけを聞いて出掛けたり
イルシェナー武勇のアンデッド討伐の増援の呼びかけを聞いて出掛けたり

そして疲れたから、またそれからニューヘイブンのテラス席で飲んでたんだが
それからしばらくして帰ったような気がしたがこの状況、辿りつくことが
出来なかったみたいだな。


記憶1

俺っちも最近「討伐増援の呼びかけ」に行くようになった。

シティーボーイが危険な場所に自ら飛び込むなんて

…とちょっと前はダスタード行く前に
言っていたが状況が変わったのさ。その話は、またあとでまとめよう。



話は変わるが、飛鳥に来た初日に遡る。


俺っちは飛鳥に来た初日にルナに寄ったら、ルナ銀行で叫ぶ男を見た。
誰がどう見ても行商人だわな。その行商人、名前は二コルと言った。

「お兄さん、何売ってんのさ?」と俺っちが聞くと「狂える細工師の動く足」を
売ってるんだと言われたんだっけな。

しばらく様子を見ていたんだが全然売れる気配が無かったから
俺っちがその「狂える細工師の動く足」
買ってあげるよっていうと、二コルはとても喜んでた。

たまたま黒熊亭の常連のチキと出会ったのもそのタイミングだった。

それがキッカケでちょくちょくルナ銀行に寄るようになった。

あれは確か「姉妹の件」が片付いてしばらくした頃だった。
ルナ銀行に寄ってみると行商人二コルがまた叫んでた。

確か…「エセリアルの動物を買い取ります!」とか叫んでたっけ。
そんな、売りに来るような人なんて…と思ったらエセリアル動物を
持ち込む人が来るわ来るわで、人が結構来た。

二コルと駄弁りながらその持ち込む人達を見ていた。
俺っちもついでに何か売ろうかなっと思い銀行を覗いてみると
こないだ一人で出掛けたデスパイスで手に入れた「許されざるベール」を
売ってみた。・・・・・しかし、こっちは全く売れる気配もなかった。

そこで同じく募集をしようと考え俺っちも叫んだ。

「パトロンのお姉さん募集中です!誰か僕を養ってください。」
一番最初は確かこんな感じだったはずだ。

しばらく叫んでると、酒場黒熊亭の常連、雪猫の姉さん、フレイが
「あんたこんなとこで何やってんのさ!」って近寄ってきた。

見ての通り!養ってくれるお姉さんを探してるんだよ!
「まったく…呆れるな」とかなんとか言われた気がするが
よく覚えていない。

そして、言い回しを変えてみてまた叫んでみた。
「姫(お姉さん)のツルギになります!
姫の盾になります!だから養ってください!」

すると、一人の女性が声を掛けてきた。
「あの、パトロンって養うって何すればいいのですか?」

剣になるにも盾になるにもお金かかるだろ?だからそれらの費用は出してね!
でも時にはアレやコレも欲しくなっちゃうからそれらも買ってくれると嬉しい。
そんな感じかな~みたいな説明をした気がする。

すると横で話を聞いていた二コルが

「こんなヒモみたいな奴に近づか無い方がいい。
きっとボロ雑巾のように使い捨てられるだけだよ」

っといわれた。

「あ、私そんなにお金持ってないので・・」

結局、その日俺っちの姫様と出会う事は出来なかった。

その後、風の噂で聞いた話だが俺っちが
「ルナでパトロンのお姉さんを募集していた話」は
遠く離れたブリテインでも市民の話題にあがっていたそうだ…。





遊び人の回想録 その3 ジゴロ

ハラ減ってきた…。俺っちは酒を飲む時は食べない派。
酒の香りを楽しみ苦みを味わい、人で楽しむ。

酒が好きな人は、きっと俺っちの嗜好にうなずいてくれるだろう。

そいや、こないだブリテインの港にいた船上酒場に行った日
あの日は俺っちも久々に飲み過ぎた。

ちょっと休憩でブリテイン銀行前のベンチで休憩していたらさ
酒場常連のチキ?だっけか酔っぱらい過ぎて名前をあまり
覚えてないが一緒にいたんだ。

すると、行き交う人の流れの中に
可愛い子が目の前を通り過ぎようとしてたのさ。

あまりにもカワユ過ぎて、つい声を掛けてしまった。
そう…今思い返すと俺っちはその女とは面識はなかった。

なぁ、今夜俺の隣が空いているから一緒に寝ないかい?
一晩でいいからさ!頼むよ~。

え!ちょっとそんなことを言われても困ります…っと言われた。
わたし、あなたのこと知らないし。。


なぁ、頼むよ~。その柔らかな懐で眠りたいんだ!
お願い!この通り!

そんなこと言われても無理です!!って言ってたっけ。


そのフカフカのモフモフに埋もれて寝たいんだ!!
頼むよ!俺っちにそのラマっこを!ギュッとさせてくれ。

そしてなぜか・・・・その場が静まり返った。

まったく…カワユイらまっこに乗っていた女は何をさっきから
言っているんだ?俺っちは飲み過ぎて眠たいのに。

そのあと何て言ったかは曖昧だが交渉の末
流石に一晩はちょっとっといわれたので仕方なくその場で
少しの間、らまっこのモフモフを堪能した。

もちろん、俺っちはそのモフモフに捨てられるんじゃない。
そのモフモフを俺が捨ててやるんだ。
もう後ろは振り向かないぜ。

とか言ってるとチキが、ジゴロだな~っとつぶやいていた。



さて、回想録もこれくらいにして空いた酒も残ってねえし
酔いも覚めてきたところで街にでも繰り出すか。

夜はこれからだ。


プロフィール

Tiwaz(ティウ)

Author:Tiwaz(ティウ)
Asukaシャード
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[#RPG]
職業:遊び人
常時ロールプレイヤー

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